ヒカゲチョウ-Lethe sicelis

地元・名古屋では、6月と9月ごろに姿を見かけることが多い。
笹の生える雑木林があれば、住宅地の公園でも出会える。会うときは、樹液を吸っている姿が多い。
平地でよく会える蝶だと思っていたが、標高の高い山深い場所で出会ったこともあり、驚いた。

Lethe sicelis
サトキマダラヒカゲと一緒に樹液を吸う♂
2020年9月19日 愛知県尾張旭市
樹液を吸うヒカゲチョウ
上のシーンをグッと近づいて撮影。
薄紫色の輝きが美しい!

似ている蝶たち

獣糞に群がる無数のヒカゲチョウ。
真ん中はキバネセセリ、一頭だけクロヒカゲも混ざっている。
標高1500mの場所で出会って驚いた。
2020年8月2日 長野県松本市
朝一番に明るいところへ出てきた♂
まだ6時台だが活動を始めた。
2021年6月10日 愛知県知多市
初めて撮影した時の写真。♀かな。
チヂミザサトヒカゲチョウ
10月初旬にとても新鮮な♀に会えた!
2026年10月5日 名古屋郊外
新鮮なヒカゲチョウ
その後、かわいらしい葉にとまった
2026年10月5日 名古屋郊外
翅を開くヒカゲチョウ
そして、翅を開いた!
ヒカゲチョウの表を撮るのは何気に初めて。
♀の前翅表は白い帯が目立つ。
2026年10月5日 名古屋郊外

ヒカゲチョウの魅力は、なんといっても、眼状紋の周りにある薄紫色の輪っかだと思う。

虫取り少年だった小学生の頃、近所でこの蝶を捕まえた。
翅の不気味な眼状紋と、その周りにきらめく輪っかに釘付けになった。

地味な蝶なのに、眼状紋の周りだけ、宝石のようななんとも言えない輝きを放つ。
子どもの頃は、それが不思議で不思議でたまらなかった。思い入れのある蝶のひとつだ。

撮影を始めた20歳の頃からは、意外にも、この蝶を撮影する機会があまりなかった。
地元で出会えても、カメラを持たずに散歩しているときだったり、少し油断して逃げられたり……。

振り返ると、真剣に向き合って撮影してこなかった蝶のように思う。それでも撮影できたときは結構嬉しくて、いつもあの紫色の輪っかを拡大しては、うっとりしてしまう。

よく似た蝶にクロヒカゲがいる。僕には、実物を見たときの色味の違いがかなり印象的で、見間違えることはあまりなさそうに思える。

この2種は似ているけれど、色合いなどが絶妙に違う。どちらも眼状紋の周りの輪っかが魅力的で、ついついカメラを向けてしまう存在だ。

この記事を書いた人

1999年生まれ。男。生まれも育ちも名古屋。
好きなことは散歩、坐禅、早寝早起き。

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