ヤマキマダラヒカゲ-Neope niphonica

サトキマダラヒカゲにそっくりだが、僕自身は標高の高い山地や、山深い場所で見かけることが多かった蝶。
出会うときは、獣の糞に群がっていることが多い。
そして暑い日には、汗をかいた体にまとわりついてくることもあって面白い。
人懐っこいと思いきや、警戒心が強く、絶えず飛び回っていることもあり、意外とじっくり観察するのが難しい蝶でもある。

ヤマキマダラヒカゲ
渓流のガードレールにとまる姿
2024年5月21日 長野県松本市
ヤマキマダラヒカゲ飛翔する姿
登山中、標高2000m近い場所で出会った。
飛び回っているところを写し止めた!
2026年7月19日 長野県東御市

サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの簡単な見分け方と違い
基本的には写真の矢印で示した
三つ並ぶ円形の部分が、ズレるかズレないかで見分けられる。

サトの方が地色が淡く、ヤマの方が濃いことが多い。

などの違いがあるが、
見分けづらい個体もいたりするのでご参考までに!

そっくりさんのサトキマダラヒカゲ↓

ヤマキマダラヒカゲ
2頭が並んで何かを吸っている不思議な光景
2021年5月14日 長野県木曽町
ヤマキマダラヒカゲ
湿った地面で吸水する姿
意外と炎天下で活動することも
2024年5月21日 長野県松本市
ヤマキマダラヒカゲの吸蜜
かわいいワスレナグサで吸蜜している光景には度肝を抜いた。
この蝶も花に来るなんて、びっくりで、その花との組み合わせにも感激した
2021年6月21日 長野県木曽町
コムラサキとコチャバネセセリと共に
獣糞に群がる姿。
この蝶といえば、こんなシーンを僕は思い浮かべる。
2024年7月17日 長野県松本市




サトキマダラヒカゲとよく一緒に紹介される蝶だが、個人的には出会う場所や、そのときの光景が結構違っていて、野外ではかなり別々の存在に感じている。

僕にとってサトキマダラヒカゲは、地元で5月や8月ごろに観察できる身近な蝶。

そのイメージは「雑木林」と「樹液が大好き」。

一方、ヤマキマダラヒカゲは遠征先で出会う蝶だ。

珍しい蝶を求めて長野県や北海道へ行ったときなどによく出会い、自分の中では「高原や林道の脇」「獣の糞と人の汗」というイメージが強い。

図鑑で見ると本当によく似た2種なのに、自分の記憶の中にある風景はずいぶん違っている。

そういえば、ヤマキマダラヒカゲには汗を吸おうとまとわりつかれたことが何度もあるのに、サトキマダラヒカゲでは一度も経験したことがない。

これは単に出会った状況の違いなのか、それとも生態にも何か違いがあるのだろうか。

いつか、もう少し観察してみたいところ。

獣の糞に群がり、その糞に触れた体で、今度は僕の汗を吸おうととまってくる。

かわいい。

かわいいんだけど……

いつもちょっと複雑な気持ちになる。

この記事を書いた人

1999年生まれ。男。生まれも育ちも名古屋。
好きなことは散歩、坐禅、早寝早起き。

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