希少な草地のセセリ
本州の関東・中部地方の山地に局地的に分布するセセリチョウ。成虫は主に晩夏に現れる。
名前に「アカ」とつくものの、僕が見た個体の翅は、鮮やかな赤というより落ち着いた渋い色合いをしていた。

2020年8月2日 長野県

2024年7月17日 長野県
似ている蝶たち

初めて会えた時の写真
ヤマキチョウを追いかけた時に飛び出してきて思わぬ出会いとなった。
2019年8月18日 長野県

優しい色合いと白斑がチャームポイント!
2024年7月17日 長野県

顔周りに花粉がついていて可愛らしい。
2020年8月17日 長野県

2021年7月31日 長野県
アカセセリに会えるのは、限られた草地だった。
長野県の高原にあるいくつかの草地で、この蝶に出会うことができた。7月中旬から8月ごろ、日差しが強くなる季節。
高原へ行けば、吹き抜ける風の中でアカセセリに会えるかもしれない。
そう思うと、暑い夏に草地を歩くのも楽しみになる。
コキマダラセセリは、僕の経験では草地だけでなく林縁でも見かける。
アカセセリは草地で出会うことが多く、思わず「草地の蝶」と呼びたくなる。
朝、まだ肌寒さの残る高原の草地を歩く。草の先に、朝露をまとったアカセセリがじっととまっている。
そんな姿を何頭も見つけたことがある。
眠っているように見えるのに、近づくのは難しい。
少し距離を詰めただけで飛ばれてしまい、露の残る姿を撮影できないことも多かった。
飛び立ったあと、体についた水滴が消えていく。その前に撮りたいのに、思うようには近づけない。
朝露をまとったアカセセリを、いつかきれいに撮影したい。今もそれが、次に高原を訪れる理由のひとつになっている。
高原の草地では、ほかにも出会えると嬉しい蝶たちに会うことがある。
草むらの中にどんな蝶がいるのか、ひとつずつ探していく時間は宝探しに似ている。真夏の草地で、気づけば汗だくになって夢中で歩いている。
