森のそばで、
ふと出会うヒョウモン
明るく開けた草原というより、
森のそばの草地や林縁で見かけることが多かった蝶。
僕自身は、そっくりなウラギンスジヒョウモンよりも出会う機会が多く、
アザミ類やヨツバヒヨドリの花を訪れている姿を何度も見てきた。

林縁でフタスジチョウと一緒に発見。
その新鮮な姿にうっとりした記憶。
2023年7月13日 北海道千歳市
そっくりな2種の簡単なちがい

前翅の外縁の形を見るのが簡単だと思う。
ウラギンスジは直線的、
オオウラギンスジはカーブを描いているように見える。
実際に出会った生息地もかなり異なっていて
ウラギンスジは広い明るい草原、
オオウラギンスジは花のある林縁、
で遭遇することが多かった。
そっくりさんのウラギンスジヒョウモン↓

ウラギンスジヒョウモンと同じように
♀前翅先端には白斑がある。
2020年8月9日 長野県松本市

森のそばのアザミ類を盛んに訪れていた。
2023年9月17日 長野県茅野市
今まで何度も会ってきたのに、全然写真がなかった蝶。
偶然出会うときは、夏眠を終えた後の少し飛び古した姿であることが多く、目一杯カメラを向けることがほとんどなかった。
そして、いざWEBサイトにまとめようと写真を探してみると……
お見せできるのは、これらの写真くらい。
♂なんて、ほとんど撮影していなくてびっくりした。
自分の中でこの蝶は、何か別の蝶を探しているときにふと現れて、「おっ!」と言わせてくれるような存在。
だからこそ、今までちゃんと向き合って撮影する機会が少なかったのかもしれない。
美しい状態の♂と♀を、しっかり撮影することが来年の課題だ。
『日本と世界の蝶図鑑』を制作していたときも、こうしてWEBサイトに蝶たちをまとめている今も、
「あ、意外にもこの蝶、全然撮影してないじゃん」
ということが結構出てくる。
翅の表と裏。
♂と♀。
吸蜜している姿や、その蝶らしい行動。
身近に感じている蝶ほど、「また会えるから」と思って、意外と撮っていなかったりする。
一回一回の出会いを、もっと大切にしていきたいなと思わされます。
