アサギマダラ/Parantica sita

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蝶図鑑
仲良くアザミの蜜を吸う。左がオス、右がメス。
オスの下の羽には”性標”があり、雌雄を見分けられる。
 2020年8月11日 長野県
9月になるとフジバカマの花畑に集団でやってくる。
羽にマーキングされた子も見かける。
 2021年9月29日 長野県
沖縄ではいろんな季節にポツポツと見られる。
背景にジャングルとヒカゲヘゴを入れて沖縄感溢れるお気に入りの一枚。 
2022年2月15日 石垣島
地元の名古屋近郊では10月近くになると渡って来る。  
2021年9月29日 愛知県
真夏は標高の高い涼しい場所で見られる 
2021年7月29日 長野県
日本の蝶の中でも、
圧倒的な人気と知名度を誇るアサギマダラ。

幼虫時代には、毒を持つ植物を食べて
体内に毒を蓄積し、毒を持つ蝶になる
マダラチョウの仲間。

半透明の浅葱色と暗い朱色と黒の羽は
とても風情と美しさを感じる。

なんといっても「旅をする蝶」として
昔から注目されている。
各地でマーキング調査がされいて、
たくさんの人が観察や研究をしている。

日本で生まれたアサギマダラは、
台湾まで旅することもある。
その華奢な見た目とは裏腹に、
長旅をするたくましさも兼ね備えている。

アサギマダラの飛び方を観察していると気づく
とてもゆったりとふわふわ風に乗るように飛ぶ。

その飛び方は、最小限のエネルギーで
効率よく旅するように工夫されているのだと感じる。

そして、毒を持っているのでゆっくり飛んでいても
天敵の鳥にも食べられないし、
その飛び方で天敵にアピールしているとも言われている。

僕の地元でも秋になるとアサギマダラはやってきて、
小さい頃から馴染みのある蝶だった。

そして、二十歳になって蝶撮影を始めると
その美しさや魅力い、小さい頃以上に惹かれていった。

毎年のようにアサギマダラの撮影に出かけて
朝から夕方まで、ひたすら美しい姿の撮影に打ち込んだ。

薄ピンク色のフジバカマとのコラボも素敵だし
地元で見られるヒヨドリバナの組み合わせも外せない。

石垣島に行った時には、アセビとの撮影も叶ってしまい衝撃だった。

2025年に訪れた灼熱のタイの山奥でも
アサギマダラを見かけて、どこでも生きていけるのだと感動した。

今年も秋が近づいてくる。
きっと今年もアサギマダラの撮影に没頭してしまうだろう。

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